例えば登園時。
「ママがいいーー!!!」という子を自分が受け入れると、なかなかお母さんから離れない。
その様子を見た先輩保育士が対応を代わると、すっとお母さんから離れ泣き止む…。
そんな経験をしたことはありませんか?
自分はダメだな…と落ち込む必要はありません。
その子に響く声かけって、子ども一人ひとり違ったり、状況によって異なります。
先輩はあなたより声かけの引き出しが多いから、その子やその場に応じた声かけができたのかもしれません。
保育ってその場の状況に合わせて臨機応変な対応が必要なので、保育の引き出しをたくさん持っておくとスムーズに進められるようになります。
今回は、子どもへの声かけの引き出しの増やし方についてお話しします。
声かけの引き出しを増やす方法
「学ぶ」の語源って知っていますか?
「学ぶ」は「まね」「まねる」からきているのです。
「まねる」→「まねぶ」→「まなぶ」
その語源のとおり、まずは良い声かけをまねるところから始めてみましょう。
まわりの人をまねる
保育をする時、他の保育者が子どもにどのように声をかけているか、よーく聞きましょう。
・どんな状況で
・どんな子に
・どんなトーンで
・どんなことを伝えているか
聞こえてきたものの中から、自分がいいなと思うものをまねしてみるのです。
まねをして、それがうまくいったかいかなかったか。
なぜうまくいったのか、もしくはうまくいかなかったのか。
次はどのように声をかければもっとうまくいくのか。
それを日々の保育の中で繰り返すことで、自分の中の引き出しが増えていきます。
引き出しが増えることでさまざまな状況に合わせた声かけができるようになり、子どもも大人も楽しい時間をすごせるようになりますね!
本やSNSで学ぶ
普段の保育の中でまわりの保育者から学ぶというのもとても有効ですが、弱点もあります。
・まわりの保育者の声かけをじっくり聞いている余裕がない
・その子、その場に限って有効なこともある
その弱点を補えるのが、本やSNSです。
勤務時間外の勉強にはなりますが、さまざまなパターンの声かけを、ゆっくりと学ぶことができます。
本はお金もかかりますが、学びに最適です。
最近では、kindleなどの電子書籍でも保育に関するものが出ているので、いつでもどこでも読めて便利です。
無料のSNSでもいい情報が手に入る時代です。
信頼できる情報提供者を見つけ、普段から情報を得るのもいいですね。
まとめ
今回は、子どもへの声かけの引き出しを増やす方法をお伝えしました。
いずれにせよ、一朝一夕では身につかないのが保育の奥深いところ。
このブログでも、場面に合わせた声かけについての記事も書いていきますのでご覧になってください。
少しずつの積み重ねで、保育を楽に、楽しくしていきましょう!